ゼロトラストに必要なIQ、OQ、PQ

ゼロトラストを導入するときには、IQが必要です。IQとはインストール適格性確認の略で、導入に必要な要件を確認していく作業です、例えば端末やサーバーなどのスペックや必要なインストール手順などをリスト化して、一個ずつ検証します。もし漏れがあるようなら、導入は難しくなってしまうので、選定の時にも同じ項目を確認した方がいいでしょう。導入後に正しくインストールできたかを確認します。

OQは運転時の適格性確認です。ゼロトラストを実際に動かしてみて、期待通りの状態かを確認します。本来あるべきだった機能が使えないなどが発覚した場合には、この時点で対応を行います。余分位ある分には問題ありませんが、足りないときには早めの対応が必要です。

運用が始まってからでは、修正が難しいこともあります。実際の動作を確認できるテスト環境も用意したおいた方が安心です。ゼロトラストのPQは性能適格性評価です。しっかりと不正アクセスを防ぐことができるかを確認します。

もし付随するシステムやプロセスがあれば、それと一緒に評価を行うことが適切です。期待通りの性能が発揮できていないときには原因を特定します、業務に支障が及ばない範囲であれば使用しても問題ありませんが、その判断は、実際に運用してみないとわかりません、ある程度のデータを利用して、機能が期待通りの性能を発揮できることを確認しましょう。特に処理能力は確認しておかないと、通常の運用で問題になります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です